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SADOU -茶道-

当店オーナーは、o t t oの運営とともに、家業である茶道具商を営んでおります。

o t t o では、祖父の代よりご縁のある京都市内の老舗茶舗から、茶道で使用される厳選された宇治抹茶のみを使用し、お客様にご提供しています。

また、より多くの方に茶道の世界を気軽に体験していただけるよう、茶道にて喫する本格的な薄茶をご提供しております。

抹茶の点て方や作法に詳しくない方でも、気軽に楽しんでいただけるよう、一碗ずつ丁寧にご用意いたします。ご希望の方には、茶道具の使い方や、抹茶の点て方についてもご案内いたしますので、初めての方でも安心してお楽しみください。

これまで茶道に触れる機会のなかった方にも、茶道の奥深さを気軽に感じていただけるような空間を目指しています。

茶道や抹茶に関するご質問がございましたら、どうぞお気軽にお尋ねください。

桐蔭席

昭和50年 / 桐蔭席

左) 裏千家 当代御家元 坐忘斎宗室 様

中) 裏千家 十五御家元 大宗匠玄室(汎叟宗室) 様

右) 祖父

SADOU -茶道-

茶道の力

1.茶道の力

茶道は、日本において長い年月をかけてさまざまな時代を経ながら構築された、日本を代表する伝統文化のひとつです。茶道には、点前をはじめとする「礼儀作法」、客人を食でもてなす「懐石料理」、茶室にみる「数寄屋建築」、陶芸・漆芸・木工芸・鋳物などの「美術工芸品」、野に咲く花を生ける「生花」、日本人の正装である「着物(染織・織物)」といった、多岐にわたる要素が含まれています。

これらすべてが一体となった茶道は、日本が世界に誇る唯一無二の「総合芸術」として高く評価されています。

茶道の大成者

2.茶道の大成者

日本における「茶」の文化は、奈良時代の後期に中国から伝わったことに始まります。以降、時代とともにさまざまな形で喫茶文化が発展していきましたが、安土桃山時代に登場した千利休によって、大きく変化を遂げました。千利休は、それまでの喫茶様式に禅の精神である「わび・さび」や「儀礼作法」を取り入れ、現在に受け継がれる茶道の基礎を築きました。その思想は、今もなお茶道の精神として大切にされています。

三千家

3.三千家

茶道には数多くの流派が存在しますが、なかでも千利休の直系にあたる「表千家」「裏千家」「武者小路千家」の三千家は、最も中心的な流派として知られています。

千利休の孫である元伯宗旦には三人の息子があり、それぞれが家督を継承し、独自の流派を確立しました。三男の江岑宗左は千家直系の家督と茶室「不審庵」を継承し、表千家を創設しました。四男の仙叟宗室は、千家の隠居所を受け継ぎ、裏千家を創設しました。そして次男の一翁宗守は一度家を離れたのち、再び千家に戻り家督を継承し、武者小路千家を創設しました。

それぞれの流派は、茶の湯の精神や作法を大切にしながら、時代の流れに応じた発展を遂げてきました。現在も三千家は継承され続け、多くの門人によって茶道の伝統が受け継がれています。

2つの抹茶

4.2つの抹茶

茶道で用いられる抹茶には、大きく分けて「濃茶」と「薄茶」の二種類があります。濃茶は「練る」と表現され、一般的に一碗に数人分(3〜5人)の抹茶を入れ、全員で回し飲みをする形式をとります。格式が高く、供される際には樂焼の樂茶碗のような装飾のない茶碗が用いられることが多く、抹茶本来の旨味や濃厚な味わいを楽しむものとされています。

一方、薄茶は「点てる」と表現され、一客一碗のスタイルで供されます。薄茶の際には、季節に合わせた華やかな絵柄の茶碗が使われることが一般的で、茶の味わいだけでなく、器の美しさや趣向も楽しむ要素の一つとなっています。

茶道と聞いてまず思い浮かべるのは薄茶のスタイルが多いですが、濃茶はより格式の高い茶会で提供される特別なものとされており、客人へのもてなしの中でも重要な役割を果たしています。

茶事と茶会

5.茶事と茶会

茶道において最も正式なもてなしの場は 「茶事」 と呼ばれ、「懐石料理」と「抹茶(濃茶・薄茶)」を供する格式高い会です。

一方で、一般的に「茶会」と聞いて思い浮かべるものは、この「茶事」から懐石料理や濃茶を省略し、「一服の抹茶」や「点心(軽食)」で客人をもてなす、よりカジュアルな集まりを指します。

今日では、地域のコミュニティーや自治体が主催する「立礼式」の茶会などが全国各地で開催され、誰もが気軽に参加できる場として親しまれています。

茶道具

6.茶道具

茶道では、流派や季節、点前の形式、もてなしの趣向によって使用する道具が変わります。正式な茶事では、使用する茶道具の数は 200種類以上 にも及ぶとされています。

戦国時代には、茶道具が一国に匹敵する価値を持つこともあり、大名たちは権力の象徴として貴重な茶道具を競って蒐集しました。特に豊臣秀吉は、「天下の三肩衝」と呼ばれる三つの名物茶入を手に入れたことで、天下統一の象徴としたともいわれています。

昭和に入ると、三井財閥の益田鈍翁をはじめとする日本有数の実業家たちが、戦国時代さながらに茶道具の蒐集に力を注ぎました。現在では、彼らが収集した名品が各地の美術館に所蔵され、私たちも気軽にその歴史的価値を鑑賞することができます。

茶道は、作法や儀礼にとどまらず、日本の美意識や精神性が息づく総合芸術ともいえる文化です。その歴史や背景を知ることで、一杯の抹茶がより特別なものに感じられるかもしれません。

o t t o では、厳選された宇治抹茶を使用し、茶道の伝統を大切にしながらも、気軽に抹茶を楽しんでいただける空間をご提供しています。ぜひ、抹茶の豊かな味わいとともに、その奥深い世界に触れてみてください。

SADOU MENU -茶道メニュー-

茶道

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抹茶一服
抹茶一服

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茶道

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